10月13日-18日の約1週間にかけて、ミャンマーから4名の大学生を日本に招き、「教育」をテーマにしたスタディーツアーを実施しました。
私たちの団体「ミャンマーと日本をつなぐ旅」は、「ミャンマーと日本、それぞれの国の未来を担う若者たちの交流を深めたい」という思いから、2016年4月に活動を開始しました。1年半に及ぶ長い時間をかけて、運営資金の調達や広報活動、現地ヤンゴンでの学生の選考活動等に取り組んで参りました。2016年9月には、ICU同窓会主催「ドリコン2016」に出場し、David W. Vikner Social Service Prizeを受賞。その際に賞金として$2,000をいただきました。この賞金は活動開始後初めて手にした資金であったため、感激するとともに「必ず最後までやり遂げなければ」という強い責任感を抱いたことを覚えています。
1週間のスタディーツアーでは、高校見学やホームステイ、支援者の方との交流会、農村見学等、さまざまなプログラムを体験しました。ICUでは「日本・ミャンマー ユース会議」を開催し、20名ほどのICU生と互いの国の教育の問題点や将来の展望について意見を交わしました。
(「ICU NEWS」掲載記事:https://www.icu.ac.jp/news/171024_1.html)
ICU生との交流を終え、ミャンマーの学生たちは「ICUは多様性を非常に重んじる大学だと感じた。ICU生は自由に物事を考え、自由に夢を持ち、自由にアクションを起こしている。ICUのような大学が私の国にあれば、大学の教育制度に大きな変化をもたらしてくれると思う。」と話していました。また、ユース会議に参加したICU生からも「ミャンマーの大学生たちと教育事情について直接意見を交わすことができ、貴重な経験になった」「メジャー決定のきっかけになった」との声が聞かれ、両国の学生にとって大変有意義な交流になったと感じています。
スタディーツアーが終了し、早いもので2週間が経ちました。帰国後に届いた手紙には「たくさんの知識と新たな経験が得られた」「この経験を将来に活かしたい」といった前向きで明るい言葉がたくさん書かれていました。この企画を通じて得た4人とのつながりを大切にしながら、ミャンマーと日本のより良い関係づくりのため、私にできることを探していきたいです。
最後になりますが、ICU同窓会の皆様をはじめ、私たちの企画を応援してくださった全ての方々へ、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
文責:「ミャンマーと日本をつなぐ旅」代表:山中美有(ID18)、猶井咲喜(上智大学総合グローバル学部1年)
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