NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」
放送日:3月3日(月)午後10時からチャンネル1
以下、放映予告(http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/#)より
【言葉を超えて、人をつなぐ】
歴代の総理大臣から世界的スターまでが頼りにする1人の日本人がいる。会議通訳者・長井鞠子(70)。年間200もの国際会議を担う、同時通訳の第一人者だ。各国首脳が集うサミットをはじめ、貿易交渉、軍縮会議などの極秘会談まで、日本の外交を陰ながら支えて40年。去年、歓喜に沸いた東京五輪招致の最終プレゼンテーションでも、その力を遺憾なく発揮した。
1つの誤訳が外交問題にまで発展しかねない同時通訳の仕事。事前に内容を知らされないことも多いが、本番では、ミスも遅れも絶対に許されない。驚異的な集中力で話し手の言葉を通訳し続ける長井の仕事は、「自分の言葉以上に、心やメッセージまで訳してもらっている」とVIPたちの称賛を集める。その陰には、本番ぎりぎりまで緊張し、資料と格闘を続ける壮絶な日常がある。
昭和39年の東京五輪でのアルバイトをきっかけに通訳の世界に入って以来47年。
女性として、仕事人として、激動の人生を歩んできた長井の仕事の流儀を紹介する。
文責:中村正子(11)