10月10日(土)、金沢東急ホテルにて開催された北陸支部の集いに福井・石川・富山の三県から卒業生18名が集まった。前回北陸地区初の金沢でのICUオープンキャンパスに合わせ、日比谷学長始め大学・同窓会本部からのゲストをお迎えしての開催から3年。今回は、今年4月に地元金沢の北陸学院大学学長に就任された町田健一先生(院76)の歓迎会の意味も込めたものであった。参加者は6期生から卒業したての58期生までと幅広く、全員が自己紹介し、子供たちも交えてアットホームな雰囲気の中、新旧の話題に花が咲いた。参加者の一人、北陸学院中学高校の聖書科教員として今年着任された矢澤励太さん(43期)は、お父上と二代にわたりICUで古屋安雄先生に学び、先生によってお二人は伝道者として歩む道へと導かれたという。
そんな北陸支部に突然の訃報が届いたのは、この会から一か月も経たない11月7日のことだ。北陸支部の生みの親、星野命先生が天に召されたのである。25年前の1990年、ICUをご退職後、生まれ故郷の金沢で北陸学院院長兼短期大学学長に就任された先生は、程なく6期の斎藤幸子さんと共に北陸支部を立ち上げ、以来ほぼ毎回参加しメンバーと親しく交わってこられた。10月の集いでは、星野先生が入院中であることが席上知らされ、皆で早いご退院を祈った矢先のことであった。星野先生には在学中からお世話になった者のみならず、幼少の頃、北陸学院のキャンパスで先生に遊んでいただいた若い卒業生達もおり、88年のご生涯を通して、本当に多くの生徒・学生に慕われる存在であったことが今更ながら実感される。この場をお借りして天上の星野先生のご平安をお祈りし、心より感謝を捧げたいと思う。
文責:中谷裕子(25)
↑ 1990年第1回北陸支部の集い
↑ 2015年10月10日北陸支部の集い