2024年３月３日日曜日。

耐震性の改善や空調設備工事などのため４月から１年間の改修工事が始まるのを前に、懐かしい本館を再訪していただこうと企画されたHomecomingが開催されました。大学、同窓会、現役学生が協力して何カ月も前から準備してきたさまざまな企画を、シングル期から幼児まで幅広い世代が楽しんでいただき、温かい時間が流れていました。

３種類を用意したキャンパスツアーは、現役学生（本館、T館、D館、学生食堂、寮、新体育館をまわるコース）、大学法人の中嶋隆常務理事（キャンパスの森をまわるコース）、大西直樹名誉教授（本館の歴史がわかるコース）がガイドをつとめ、どのコースも定員を超える参加者を集めて大盛況でした。

152教室では、キャンパスの四季の美しい写真の展示と、1980年から2022年までの全Yearbookが閲覧に供され、卒業時の自分の写真を感慨深げに見つめる同窓生の姿がいたるところで見られました。

隣の151教室では、卒業式の時に着用するキャップとガウンを貸し出すサービスを提供。東日本大震災やコロナで卒業式がなかった卒業生を中心に着用希望がひきもきらず、用意したセットがすべて出尽くしてしまう時間が続きました。

教室を開放してリユニオンに使っていただく企画には17グループの申し込みがあり、あちこちの部屋でランチをとりながら楽しそうな笑い声が聞かれました。

本館前のバカ山では、高橋伸先生指導による子供向けのいろいろなゲームや、和太鼓部の迫力ある演奏も披露され、多くの参加者、観客を集めました。

午後はトロイヤー記念アーツアンドサイエンス館（T館）、本館の４教室で講演会も開かれました。講師は森本あんり先生、田中かず子先生、Richard Wilson先生、吉川元偉先生の４人の先生方。森本先生の講演は会場が直前にT館の階段教室に変更になりましたが、ほぼ満席となりました。

405教室は「本館にメッセージを残そう」という部屋になりました。北側の壁、窓、黒板に、思い思いのメッセージをカラフルなマジックやチョークで好きなだけ書けるという趣向です。「ありがとう本館！」「たくさんの思い出が詰まってます」などのメッセージで埋め尽くされました。

同窓会広報部　新村敏雄(27期)