この度湯浅八郎記念館では、5月20日(土)の14時00分より、オンラインにて 第118回湯浅八郎記念館公開講座「湯浅八郎と民芸」を開催いたします。
講師は日本近現代史がご専門のM. ウィリアム・スティール名誉教授と、本学卒業生で元当館学芸員である原礼子氏です。
湯浅八郎と民芸の関わりと歴史学的視点でお話しいただくとともに、1978年実施の講義「民芸の心」に関連して、民芸コレクションが大学に収められることとなった当時のお話なども語っていただきます。
講演は日本語で、どなたでもご参加いただけます。
どうぞふるってご参加ください。
第118回湯浅八郎記念館公開講座
演題:「湯浅八郎と民芸」
講師:M. ウィリアム・スティール 氏(国際基督教大学名誉教授)、原 礼子氏(国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館元学芸員)
質疑応答進行:ロバート・エスキルドセン(国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館館長、国際基督教大学教授)
日時:2023年5月20日 (土) 14:00–15:30
会場:オンライン(インターネットを通じて全国どこからでもご視聴いただけます)
ウェブ会議サービス「ZOOM」(Webinar)を利用しての開催となります。
備考:聴講無料、事前予約制です。(お申込みいただいた方には、後日参加用URLをお送りいたします。)
イベント詳細とご登録はこちらから→https://subsites.icu.ac.jp/yuasa_museum/open_lectures.html
* 本イベントは現在開催中の特別展「湯浅八郎・民芸の心」の関連イベントです。
日米の有志とともに「明日の大学」の理想を掲げ、国際基督教大学(以下ICU)設立に尽力した初代学長湯浅八郎(1890‒1981)は、米国生活から戻り京都帝国大学の教壇に立っていた40歳の頃、柳宗悦の民芸運動に出会い深く共鳴、自らも素朴な手仕事の品々の収集を始めました。
その民芸コレクションは晩年ICUに寄贈され、1982年に開館した湯浅八郎記念館に引き継がれています。昨年開館40周年を迎えたことを記念する特別展「湯浅八郎・民芸の心」では、湯浅八郎が人間としての生き方の指針を手繰り寄せる縁(よすが)に据えていた民芸を通して、その「心」をひもときます。
湯浅記念館は4月11日から7月7日までの間、毎週火曜・水曜・木曜・金曜の13~17時に、事前予約制で開館しております。
お申し込みフォーム等の詳細は下記ウェブページにてご案内しております。ぜひ併せてご来館ください。
https://subsites.icu.ac.jp/yuasa_museum/information.html
* 開館40周年を記念して、1982年の開館当時に刊行した湯浅八郎講義録 『民芸の心』 を、教文館より本年3月22日に復刊いたしました。
1978年に湯浅が学生に向けて語った、民芸に関する最初で最後の講義を収めた『民芸の心』は、はじめICU一般教育シリーズ第一弾の冊子として編まれ、のちの湯浅記念館開館時に復刊されました。
このたび新たに全編の英訳とカラー図版を加えた新装和英版として、幅広い読者にお届けできれば幸いです。
民芸論を通して自身の生き方の理想を伝えようとした湯浅八郎の言葉に、ICUの教育の原点を見ることができるでしょう。
湯浅記念館受付窓口にて販売(開館日のみ)しておりますほか、教文館の銀座店舗もしくはオンライン通販(イーショップ)にてお求めいただけます。
ぜひお手に取ってご覧ください。
『民芸の心〔新装和英版〕』
湯浅八郎[述]、田中文雄[編]、M. W. スティール[訳]、湯浅八郎記念館[新装版編集]/四六判・並製・284頁+図版16頁
教文館 『民芸の心』紹介ページ:https://www.kyobunkwan.co.jp/xbook/archives/111166
文責者:湯浅八郎記念館