ICUキャンパスの豊かな自然を同窓生も支えて次の世代へつなごうと、ICUの自然についてもっと知ることができる、楽しむことができるイベントを目指した企画の第５回です。

今回はテーマを１年前の春と同じく「サクラ」とし、スピーカーには大学常務理事の富岡徹郎氏(ID82)と、ICUアーカイブス職員の松山龍彦さん（ID88）をお迎えしました。今回もオンラインで配信され、20名が参加しました。

まずは、富岡理事から大学によるICUキャンパスの樹木管理の現状について説明がありました。お話の中には「30y30」(※)の紹介もあり、豊かなICUの森をICUに関わる様々な人々の手で未来に保持していくことを考えるきっかけとなりました。

続いて現在はICUアーカイブスでご勤務されている松山さん(ID88)のトークパートでは、ICU生には馴染み深いサクラとはそもそもどういった植物なのかというお話に。日本語で特徴的な桜の扱われ方からサクラと同じ種の植物の紹介やサクラの品種、交配の話まで。サクラを多面的に見つめる時間となりました。

イベント終了後の放課後タイムまで質疑応答を行い盛会となりました。

松山さんのトークで話題に出たマクリーン通りの桜並木については、ICU創成期の桜植樹にかかる情報が当日に参加していた３期の卒業生からもたらされる一幕もありました。

ICU Nature Loversは継続的な支援を目標に、今後も定期的にICUの自然環境保全に資する企画を考えていきます。次回の配信イベントは今年秋ごろに企画を考えています。詳しくは後日、同窓会ウェブサイトにてお知らせします。

★ICUの「キャンパスの自然環境保全」募金の概要はこちらです：

https://office.icu.ac.jp/giving/naturalenvironment.html

※「30y30」：2030年までに陸と海の30％以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標。2021年6月のG7で合意された内容に基づく。日本では環境省が管轄しており、ICUではキャンパスの森をOECM（OtherEffectivearea-basedConservationMeasures）保護地域以外で生物多様性保全に資する地域）に登録を目指そうとしている。

ICU Nature Lovers Vol.5　“サクラ” のアーカイヴ映像を期間限定で公開いたします。以下のURLよりご視聴ください。

【視聴可能期間：2023年4月26日(月)〜15日(月)】

文責：国際基督教大学同窓会 大学・募金部　ICU Nature Lovers事務局

川島美菜（ID14）写真：同