ICU Nature Lovers Vol. 4
ICUキャンパスの豊かな自然を同窓生も支えて次の世代へつなごうと、ICUの自然についてもっと知ることができる、楽しむことができるイベントを目指して企画した第4回です。
今回は「皆で護るICUの自然〜未来に繋ぐために」と題し、スピーカーにはICU環境研究メジャーの藤沼良典(ふじぬま・りょうすけ)准教授と、自然環境保全をテーマに学び行動する学生4団体の代表をお迎えしました。今回もオンラインで配信され、16名が参加しました。
藤沼先生は、ICU上空から撮影された4年前の着任時と現在の写真を比べて、キャノピー(樹木が密生して広がる場所)がカシノナガキクイムシによる被害等で減少、代わりに最近広がり見せる常緑広葉樹が森を暗くし、ブナ等の落葉広葉樹が成長せず、森が弱っている現状を説明。再び豊かな森を取り戻すためには、定期的な竹の伐採等、学生と教職員、同窓生、地域住民の皆さんが一体となった“All ICU”の取組が必要であると、協力を呼び掛けました。
続いて学生団体「地産地消プロジェクト(スピーカー:古屋樹人(ふるや・みきと)さん)」「ICUハニー プロジェクト(兒島大志郎(こじま・だいじろう)さん)」「Slow Vill(鷺島悠人(さぎしま・ゆうじん)さん)」「SDGs推進室竹林プロジェクト―ICU内の竹害と持続可能な竹林管理(同)」が、ICUキャンパスや三鷹を拠点に行っている各々の活動を詳しく報告。自然農法、食材、養蜂、自然環境保全を目的とした竹林伐採といった実践から得た大切な気づきを、参加者と共有してくださいました。これら学生団体の皆さんは活動を通じて、三鷹市内の農家、JAをはじめとする多様な地域のアクターと協働しています。
イベント終了後、「放課後」と題した自由参加の時間が設けられ、感想を述べあった後、事務局スタッフが実況する、泰山荘の見事な紅葉を楽しみました。
ICU Nature Loversは継続的な支援を目標に、今後も定期的にICUの自然環境保全に資する企画を考えていきます。次回は同様のイベントを来年3月頃、開催する予定です。詳しくは後日、同窓会ウェブサイトにてお知らせします。
ICUの「キャンパスの自然環境保全」募金の概要はこちらです:
https://office.icu.ac.jp/giving/naturalenvironment.html
参考:
学生活動の詳細は各団体のInstagramから。ぜひフォローして応援してください!
- 地産地消プロジェクト(icueatlocal)
https://www.instagram.com/icueatlocal/?hl=ja - ICUはちみつプロジェクト(icu_honeyproject)
https://www.instagram.com/icu_honeyproject/ - Slow Vill (icu.slow.vill)
https://www.instagram.com/icu.slow.vill/ - SDGs推進室(icu_sdgs_promotion_office)
https://www.instagram.com/icu_sdgs_promotion_office/
ICU Nature Lovers Vol. 4 “皆で護るICUの自然〜未来に繋ぐために〜” のアーカイヴ映像を期間限定で公開いたします。以下のURLよりご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=qZzbWgI14Yg
【視聴可能期間:2022年12月24日(土)〜2023年1月10日(火)】
文責:国際基督教大学同窓会 大学・募金部 ICU Nature Lovers事務局
川島美菜(ID14)橋本明子 (ID91)
写真:同