キャンパスの自然環境保全募金へのご寄付を呼びかけるイベント「ICU Nature Lovers」を開催しました。
ICUキャンパスの豊かな自然を同窓生も支えて次の世代へつなごうと、ICUの自然についてもっと知ることができる、楽しむことができるイベントを目指して企画した第3回です。テーマを「都市化する ICU キャンパス ― 開発と保全の間」とし、スピーカーにはICU特任教授で行政学が専門の西尾隆さん(ID78)と、三鷹市緑と公園課・NPO花と緑のまち三鷹創造協会の角間裕さん(ID93)をお迎えしました。今回も、オンラインで配信され、19名が参加しました。
西尾さんは三鷹の歴史とICUについて、角間さんは三鷹の緑とICUについて、解説してくださいました。西尾さんは、農村だった三鷹にICUが献学され、牧場も抱えるキャンパスから、年月を経て、学生数や施設を増やして発展し、関係者の参加・協働によりキャンパスの開発と緑の保全が図られてきた歴史を説明。これを受けて角間さんは、都市化が進む自治体・三鷹市において、ICUのキャンパスは貴重な緑地であることを説明、市と協定を結ぶNPOが連携して丁寧に関係者の合意を形成しながら進展する、都市緑地の保全活動の事例を紹介しました。
イベント終了後、今回も「放課後」と題した自由参加の時間が設けられ、質問や感想、今後の活動への提案など、講師と参加者の活発な対話が続き、その合間には、事務局スタッフによる、夏のキャンパスの風景が実況で流れました。地方で大学に足を運ぶことが少ない同窓生にも喜んでいただけました。
このイベントを通じて、ICUキャンパスは、教育・研究の場にとどまらず、市民や地域と手を結び、多様な役割を果たす可能性を秘めているのだと、参加者一同、学ぶことができました。
ICU Nature Loversは継続的な支援を目標に、今後も定期的にICUの自然環境保全に資する企画を考えていきます。次回は同様のイベントを今年11月頃、開催する予定です。詳しくは後日、同窓会ウェブサイトにてお知らせします。
★ICUの「キャンパスの自然環境保全」募金の概要はこちらです:
https://office.icu.ac.jp/giving/naturalenvironment.html
参考:NPO花と緑のまち三鷹創造協会:https://hanakyokai.or.jp
文責:国際基督教大学同窓会 大学・募金部 ICU Nature Lovers事務局
長谷川攝(ID80) 橋本明子 (ID91)
写真:同 川島美菜(ID14)