本年度も昨年度に引き続き、コロナ禍でのZOOM開催となりました。対面で会えない寂しさはありつつも、海外や地方からの参加者も多く、実参加人数は少ないながらも、中身の濃い総会・イベント・懇親会になったと思います。(登録人数約40名、実参加人数約25名)
冒頭で牧師でもある高橋一さん(21期・ID77)の終戦日のお祈りに始まり、天谷和彦さん(53期・ID09)の司会で総会を始めました。支部の会則の大きな変化はフェイスブックに現役の学生の参加も可能になった点です(現役生の参加をお待ちしております!)。活動報告では、昨年の総会後にコーヒー×ワインアワーの提案が複数の会員からなされ、この1年間の中で最大のイベントとなっております(3回実施)。
イベントとしては、永田昌明さん(13期・ID69、GSPA(72))によるトーク「国際協力の現場での経験とICUの激動期のよもやま話」があり、ICUに入学するきっかけや、ICUの学生紛争があった激動の時代、故・緒方貞子教授(当時)の薫陶を受けたことや、開発コンサルタントやADB職員としてのお話をいただきました。特にICUの学生紛争については、我々だけで聞くのはもったいない貴重なお話でした。永田さんのご紹介は、フィリピン留学中に永田さんにお世話になったという小林(旧姓・荻原)千恵子さん(35期・ID91)からして頂きました。
ブレイクアウトセッションでは、4つのグループで2回やりましたが、ほとんど全員が最後まで残って、語りを楽しんでくださいました。
最後の挨拶は大学、同窓会及びNPOワールドビジョンの役員でもある富岡徹郎さん(26期・ID82)にしていただきました。日本の戦後の平和とICUの設立が深く関わっていることなどをお話しいただきました。
今回は、スリランカ(高嶋清史さん(99))、フィリピン(栗原陽紀さん(13))、ミャンマー(牧野由佳さん(92))、モンゴル(山下雅弘さん(77)、シンガポール(碇知子さん(85))、ルワンダ(吉田拓さん(00))、アゼルバイジャン(本田真一さん(98))、アンゴラ(北村昭二さん(09))、エチオピア(横関祐見子さん(80))等(すべてID)、世界津々浦々からご参加いただき、ICUICUの会らしい集まりになったと思っております。
今後も国際協力の関係者のための良い場づくりの機会を提供していきたいと思います。ご関心のある方は、ICUICUの会事務局までご連絡ください。あるいはフェイスブックのコミュニティサイトへお越しください。
当イベント広報サイト(同窓会HP):https://www.icualumni.com/chapters/icuicu-chapter
事務局メールアドレス:icuicu.secretariat@gmail.com
フェイスブック:https://www.facebook.com/groups/260732654115164/
【参考】
「ICUICUの会」とは:ICU同窓生によるInternational Cooperation の関係者の会の略称。
参加資格:本会の会員は原則としてICU(大学院、大学又は高校)に在学経験のある又は在職経験のある国際協力を生業とするあるいは関心のある関係者(社会人とし学生は原則除外)で本会の目的に賛同する者とする。
会の目的:本会はICU出身の国際協力関係者の交流を促進し、これに関連するテーマの検討と情報の共有を図ることを目的とする。