暖冬といわれつつも雪の降る1月18日（土）に、様々な企業で活躍する45名のICU同窓生による現役生のための「キャリア相談会」が、ICUキャンパスの食堂にて開催されました。

このイベントは、ICU同窓会学生部が現役学生のために行っているキャリア支援活動で、就職や進学といった仕事に対する取り組み方、不安、特定の業界や職種に焦点を当てた疑問まで、参加した約80名の現役学生の問いにICUの同窓生が本音で応えました。

3時間半におよぶイベントでは、8つの「テーマ別」と９の「業界別」のグループに分かれて行われるグループトークと、フリートークが行われました。昨年に続き、今年も「自分の価値観に見合った将来の進路を考える」を念頭にテーマを設定し「専門性」や「国際」といった、自分が大事にしたい価値観という、企業名や業界とは別の視点で将来の働き方について考えました。業界別トークでは、同じ業界の異なる企業、職種、年代の同窓生たちの話を聞くことで、同じ業界における企業間の違いや、職種についての理解も深めていただきました。学生たちは緊張しながらも、先輩たちに積極的に質問しつつ意見を交わしていました。

参加した学生からは、「まだ職種は分かりませんが、社会に出るのが楽しみになりました。」、「思ってもみない発見がもりだくさんでした」、「普通は出会えない人の話を身近にきけたことに感謝です」などの声が寄せられました。同窓生の「本音」を聞くことで、自分自身のキャリアについて、様々な角度から考える絶好の機会となったようでした。

文：廣岡敏行（31　ID87）