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「2016 ホームカミング『ICU Peace Bellスカラーを囲んで』」開催の報告(10月23日)

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ICU祭2日目の10月23日(日)、アラムナイハウスで「2016 ホームカミング『ICU Peace Bellスカラーを囲んで』」が開催されました。

Peace Bell奨学金の関係者を中心としたホームカミングとして、大学と同窓会の共催で企画されたイベントで、ICU Peace Bell奨学金の関係者、特にドナー(寄付者)とスカラー(奨学生)を中心に53人が参加しました。

毎年3月、大学がドナーを対象として、卒業を控えたスカラーの報告会を開催していますが、今回のイベントは、大学の協力も得ながら同窓会とスカラーが協力して一からつくり上げた初のイベントとなりました。

イベントの前半では、ドナー2人、既卒スカラー1人、現役スカラー2人が登壇し、座談会形式でPeace Bell奨学金について各自の思いを語りました。既卒スカラーによる巧みなファシリテーションのおかげもあり、カジュアルな雰囲気の中で進行。オーディエンスからも数多くの発言があるなど活発な意見の交換が行われ、スカラーとドナーが互いの思いを知る貴重な機会になりました。

今回のイベントのキーワードは「トーチリレー」。ドナーの方からは、「後輩へ託したトーチリレーに込めた思い」として、奨学金の名前の由来になった”Peace Bell”(ICU教会の鐘)のPeaceの意味を意識してほしいというコメントが出されました。また、既卒スカラーからは、トーチを次の世代につなぐため、「奨学金を受けていた分、今度は自分が社会に恩返しをする番だ」と気付かされたことを報告。一方、現役スカラーからは、勉学、寮生活、ボランティア活動など問題意識を持って取り組み、トーチを次の世代につなげていくため、それぞれが努力をしていることが報告されました。

座談会に引き続き、参加者による懇親会が開催され、スカラーとドナー、現役スカラーと既卒スカラーの間で縦や横のつながりが広がっていく様子も見られたこともこのイベントの一つの成果でした。この会をきっかけにPeace Bell奨学金の輪がますます広がっていくことを願っています。

 *ICU Peace Bell奨学金は、優秀、かつ、経済的支援を必要とする学生を対象とした奨学金制度。同窓生のイニシアティブで始まったもので、これまでに、スカラーの総数は入学時ベースで111人になりました。

寄付の方法など詳細は、以下のICUのwebサイトをご参照ください。

http://subsites.icu.ac.jp/fundraising/peacebell.html

記事:岩井天音(57期 ID13) 写真:鷲見徹也(13期)